《小学生低学年向け》 【私の評価】★★★★★(100点)
とっても面白くて、さくらちゃんの気持ちがよくわかる絵本でした。
みなさまも、小学校の時は、下校時、お友達と一緒に、おしゃべりしながら帰ったことがあると思います。
そうすると、家の方角が違ったり、自分かお友達の方が距離が近くて、先に家についてしまったりして、別れる場面がやってきます。
本当はもっとお話ししたいのに。
誰しも、そんな気持ちを抱いたことが、子供の頃にあったのではないかと思います。
ですが、この絵本の主人公、さくらちゃんは、毎日、そんな気持ちを味わっています。
なぜなら、さくらちゃんの家は、学校のすぐ隣、徒歩1分のところにあるからです。
だから、さくらちゃんは、誰とも一緒に帰りません。
ですがある日、転校生がやってきて、さくらちゃんは一緒に帰ろうと誘われます。
その時、さくらちゃんがとった行動に、すごく共感できました。
そして、最後の結末まで、物語に動きがあって、普通の気持ちにちゃんと寄り添っていて、素晴らしい絵本だなと思いました。
とてもおススメです。
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