『はりねずみのルーチカ たまごのあかちゃんだーれだ?』かんのゆうこ(作)北見葉胡(絵)

読み聞かせ本(小学生)

《小学生低学年向け》 【私の評価】★★★★★(90点)

はりねずみのルーチカは、ある日、にじいろの卵を見つけます。

そして、生まれてきたのは、「そらうお」の赤ちゃんでした。

「そらうお」とは、空を泳ぐ魚です。

ルーチカは、そらうおの赤ちゃんに「ちびうおくん」と名付けて、大切に育てます。

けれど、きっとちびうおくんは、いずれ仲間と一緒に生きていかなくてはいけない。

ルーチカは、そのことをよくわかっています。

みんなでかくれんぼをして遊んでいた時、そらうおの仲間たちが頭上を通っていきます。

ちびうおくんは、それをじっと見つめます。

そして、ルーチカは、ずっと隠れて、あえて出て行きません。

ルーチカの温かい心がひしひりと伝わってくる、よい物語だと思います。

是非、ご覧ください。

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