『100万回生きたねこ』 佐野洋子(作・絵)

読書感想文向け

《小学生から大人まで》 【私の評価】★★★★★(95点)

100万回も死んで、100万回も生きたねこのお話です。

ねこは、いろんな人に飼われます。

飼われる人によって、ねこはいろんなところに連れていかれます。

そして、いろんな原因で死んでしまいます。

でも、ねこはへっちゃらです。

ねこにとって、死ぬのなんか、平気だったらからです。

でも、それは、なぜでしょうか。

ねこは初めて、誰にも飼われない、野良猫になります。

ねこは、だれもよりも自分が好きです。

でも、そのうち、自分よりも好きな存在ができます。

そして、好きな人が死に、ねこは大泣きし、そして死にます。

ねこは、もう生き返ることはありませんでした。

でも、それは、なぜでしょうか。

この本は、生きることとは何だろうかと、考えさせられる本です。

子どもだけではなく、一緒に読んでいる大人にとっても、考えさせられる物語です。

この本に人生の全てが詰まっているような、そんな気がしました。

静かな夜のひと時に、お読みいただければと思います。

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