18/40って、何だろう。
それが、このドラマに興味を持った理由でした。
キュレーター(美術品に携わる専門職)になるという夢を持つ、18歳の仲川有栖(福原遥さん)。
大学への進学も決まった矢先、高校から付き合っていた恋人の子供を妊娠していることがわかります。
恋人は逃げてしまい、有栖は産んで一人で育てていくことを決意します。
早くに母親が他界し、何かと有栖の面倒を見る父親の市郎(安田顕さん)。
市郎は、大学を諦めて、子供を産み、育てることに専念するよう、有栖に迫ります。
子供を選ぶか、夢を選ぶか。
その後も、有栖は何度もその選択を迫られます。
その度に、有栖の支えになったのが、成瀬瞳子(深田恭子さん)でした。
瞳子は、40歳のバリキャリで、アートを仕事としています。
まさに、有栖にとって憧れの仕事を手にしている人。
ですが、瞳子にも悩みがあります。
独身で不妊治療を続ける瞳子。
若い頃、結婚や出産ではなく、仕事を選んだ自分を誇りつつも、その代わり手にできなかったものもあります。
そんな瞳子にとって、夢と子供で揺れ動く有栖は、他人事だとは思えません。
そして、瞳子は思わず有栖に言います。
「その子供、私にくれない?」
赤の他人である瞳子が、若い有栖を支え続けます。
ドラマだからこそ、あり得る話なのだろうと思います。
ですが、赤の他人同士の女性が、助け合って一人の子供を育てていく、そうすれば、自分の夢も子供もあきらめずに生きていけるのだとしたら、そんな未来も、もしかしたらやってくるのかもと、考えさせられたドラマでした。
是非、ご覧ください。
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