Adoさんといえば、初めて聞いた「うっせぇわ」。
そのメロディー、歌詞、歌声に衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。
その後も、数々のヒット曲を出して、まさに一世風靡。
すごい才能の人が出てきたと、感嘆するばかりです。
最近では「唱」が、大ヒットしています。
「唱」を聞くと、いろんな声色と強弱とがなりを組み合わせて、多種多様な表現をされています。
歌詞にしても、歌詞どおりに歌うのではなく、少し改変したり、母音を発音せずに子音にとどめたり、英語チックに言ったりなど、随所に様々な工夫がされていて、そこまで考え抜いて作られているのかと驚きます。
芸術品とまで言えるレベルなのではと思います。
歌声で、これほどまでの多様な表現をされる方は、Adoさんを置いて他にはいないかもしれません。
多様性の社会で、「よいと感じるものは人それぞれ」が、進んでいる時代。
そんな中で、多様な表現が組み合わさったものにこそ、より多くの人の心が揺さぶられるのだと思います。
さて、前置きが長くなりました。
「唱」を含めてですが、Adoさんの曲は、どちらかと言うと、激しい歌、若者世代がのりやすい歌などが多い印象があり、若者向きの曲だと思っていました。
ですが、「向日葵」を聞いた時、その印象は全く変わりました。
この曲を知ったのは、ドラマ「18/40 ~ふたりなら夢も恋も~」の主題歌として使われていたからでした。
最初、この曲を聞いた時、恥ずかしながら、すぐにAdoさんだとはわかりませんでした。
どこかで聴いたことがある、でも、一度聴いたら忘れることができない歌声。
力強い歌声は、心に直接響いてきます。
でも、一本調子ではなく、ところどころに響く裏声が、曲全体を柔らかくやさしく包みます。
バラード曲に、Adoさんの表現力が加わって、聴いていると、心が温まってきて、元気が出てきます。
この曲は、私たちお母さん世代にも、おススメだと思います。