『くりの木のこと』島本一男(作)ひろかわさえこ(絵)

読み聞かせ本(小学生)

《幼稚園・保育園生、小学生低学年向け》 【私の評価】★★★★★(98点)

保育園にある大きなくりの木。

木登りをしたり、木陰であそんだり、かくれんぼの隠れ場所になったり、蝉とりをしたり。

いつも子供たちの傍らで、子どもたちの相手になってくれた、大切なくりの木。

でも、新しい建物を建てるために、そのくりの木は切り倒されることになりました。

もう決まったこと。

子供たちにはどうすることもできません。

そこで園長先生は、あることを提案します。

一本の木を通して、出会いと別れについて、子供たちは多くのことを学べたと思います。

ちなみに、この絵本は実話をもとにしているようです。

私たちも、子どもの頃によく遊んでいた木が、切られてしまったという経験ないでしょうか。

仕方ないこととはいえ、とても悲しいですね。

娘も、近所にあった木登りの木が切られてしまって、また木登りしたいと言っていました。

木は、子供たちの身近にあって、子供たちにいろんなことを教えてくれて、いろんな体験をさせてくれる大切な存在だと改めて思います。

とってもいい本ですので、おススメです。

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