休日、夫が子供を見ていてくれるようでしたので、気分転換に映画でも見ようかなと思い、目に留まったのが、この映画でした。
題名がすごい!
デデデデって、キーボードの打ち間違いかと思ってしまいました。
ですが、これがちゃんとした題名です。
『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に連載された漫画の、劇場版アニメです。
見てみようと思ったのは、この題名に惹かれたことと、声優を担当したのが、今ときめく人達だったからです。
主人公の女子高生の小山門出(こやま かどで)役は、幾田りらさん。
同級生の中川鳳蘭(なかがわ おうらん)役は、あのさん。
それだけで、どんなアニメなんだろうと、興味が湧きました。
そして、見てみて、大正解でした。
ネタバレにならない程度に、簡単なあらすじをご紹介します。
いつもの平和な女子高生の日常に、突然、地球外からの侵略者(巨大な円盤)が登場します。
ドンパチが始まるのかと思いきや、なぜかその巨大な円盤は、何もせずにそこに居続けます。
そして、その巨大な円盤の下で、人々の日常の生活は、変わらず続いていくのです。
このアンバランス感が、まさに絶妙です。
空の上に大きな円盤が存在している中で、門出や鳳蘭たちの女子高生たちのありきたりな恋愛や友情が、普通に進行していきます。
ですが、やっぱり地球外からの侵略者は、人々の頭上に、不気味に、静かにいるのです。
そして、政府は時々、その侵略者に向かって攻撃を仕掛けます。
その時だけ、人々は非日常に置かれていることを自覚します。
そして、映画の後半。
巨大な円盤がやって来る前のエピソードが紹介されます。
そこに、門出や鳳蘭が関わっていたことも。
そして、映画の最後のシーン。
これを見るだけで、見る価値があったと思えるほど、衝撃的なシーンが見られます。
あれは、しばらく(一生)忘れられない、幻想的で美しくて残虐なシーンだと感じました。
ネタバレしてはいけませんので、この程度でやめますね。
映画館には、若い人も多くいました。
映画が終わった後、「すごかったね」との声が、周りからチラホラ聞こえてきました。
この映画、実は、前編で、後編は令和6年の5月下旬に公開予定とのこと。
後編も絶対に見たいと思える映画でした。
娘を持つ親として見ても、味わい深い映画だと思います。
ちなみに、作中には過激な言葉たちが登場しますので、小さいお子さんはもとより、お年頃のお子さんと一緒に見ることはやめておいた方がよいかもしれません(苦笑)
是非、ご覧ください。