『かべのむこうになにがある?』ブリッタ・テッケントラップ(作)風木一人(訳)

読書感想文向け

《小学生低学年、中学年向け》 【私の評価】★★★★★(93点)

大きな赤い壁に囲まれた中で暮らす動物たちの物語です。

なぜ壁に囲まれているのか、いつからなのか、どうしてなのか、誰も知りません。

一匹の小さなねずみは、壁の向こうに何があるのだろうと思いました。

ネコやクマやライオンに聞きますが、誰も知りません。

今まで、壁の向こうのことを考えたことなど、なかったからです。

ある日、壁の向こうから、一羽の鳥が飛んできます。

そして、ネズミを背中に乗せて、壁の向こう側へ飛んでいくと、そこには、、、

一歩、踏み出す勇気の大切さを、お子さまと学べる、とてもよい絵本になっています。

限界を作るのは自分。

限界を乗り越えるのも自分。

その限界を乗り越えるために必要なものは、勇気だけ。

課題図書にもなったことがある作品のようです。

読書感想文としても適していると思います。

是非、ご一読ください。

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