『おばあちゃんのにわ』ドーン・ケイシー(文)ジェシカ・コートニー・ティックル(絵)横山和江(訳)

読み聞かせ本(小学生)

《小学生低学年、中学年向け》 【私の評価】★★★★☆(91点)

絵がとても綺麗です。

まるで絵画を見ているよう。

季節が巡るにつれて、おばあちゃんの庭も、花が咲いたり、果物がなったり、枯葉が舞ったり、雪で一面覆われます。

そして、庭が表情を変えるにつれて、おばあちゃんも、私も、お母さんも、どんどん年をとっていきます。

おばあちゃんのにわは、「しぜんのまま」の庭。

しぜんのままの庭で、種を植えたり、水をあげたり、焚火をしたりしたことが、おばあちゃんの思い出を呼び起こします。

自然の中に、おばあちゃんとの思い出は生きています。

今度は主人公の私が、生まれてきた子供たちに、自然ということを教える番です。

おばあちゃんのにわは、こうして、自然の姿を代々、人に教えてくれるのかもしれません。

とてもよい絵本だと思います。

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