《小学生低学年、中学年向け》 【私の評価】★★★★☆(91点)
絵がとても綺麗です。
まるで絵画を見ているよう。
季節が巡るにつれて、おばあちゃんの庭も、花が咲いたり、果物がなったり、枯葉が舞ったり、雪で一面覆われます。
そして、庭が表情を変えるにつれて、おばあちゃんも、私も、お母さんも、どんどん年をとっていきます。
おばあちゃんのにわは、「しぜんのまま」の庭。
しぜんのままの庭で、種を植えたり、水をあげたり、焚火をしたりしたことが、おばあちゃんの思い出を呼び起こします。
自然の中に、おばあちゃんとの思い出は生きています。
今度は主人公の私が、生まれてきた子供たちに、自然ということを教える番です。
おばあちゃんのにわは、こうして、自然の姿を代々、人に教えてくれるのかもしれません。
とてもよい絵本だと思います。
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