小学生の娘と久しぶりにカラオケに行った時のこと。
娘は、最近の流行りの曲を次々に入れていきました。
ポップな曲、アップテンポな曲が多くて、なかなか私にはついて行けなかったり。
もちろん娘も、舌足らずな箇所やうろ覚えな部分もありますが、必死に歌っている姿が可愛らしく感じます。
そして、最後に娘が入れた曲が、この「世界がひとつになるまで」でした。
それを聞いて、私は感動してしまいました。
今まで娘が背伸びして歌っていた曲ばかりでしたが、この曲は、等身大の小学生の娘が歌うからこそ、グッと胸に迫るものがありました。
それに、とても歌い慣れていました。
サビの高音も、綺麗な裏声で、よく響いていました。
娘に聞くと、小学校の音楽の時間でたくさん歌っている曲とのことでした。
どうやら音楽の先生がこの曲をおススメしたとのことでした。
その先生は、以前、赴任していた小学校にいた時に、その小学校の生徒たちが、好んでよく歌っていた曲だったから、この曲をおススメしたようです。
そして、その先生が赴任していた小学校の名前を聞いた時、私の胸は張り裂けそうになりました。
その小学校は、今から数十年前に、とても凄惨な事件があり、多くの小学生が亡くなりました。
その小学校の生徒たちが、この歌を歌っている姿を想像すると、本当に胸が熱くなりました。
今、世界の各地で、戦争や犯罪に巻き込まれて、多くの子どもたちが被害にあっています。
「世界がひとつになるまで、ずっと手をつないでいよう」
子どもたちの澄んだ歌声ほど、心を揺り動かすものはありません。
忘れかけている大切な何かを、思い出させてくれる素晴らしい曲だと思います。
世界中の子どもたちが、元気に笑顔で暮らせる平和な世の中であることを、願いたいと思います。
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