外で一人でいる子を見かけたら 「真実の口」いとうみく

おすすめの児童文学

《おすすめの児童文学》 【私の評価】★★★★☆(90点)

コンビニの外で、一人ポツンと待っている幼い女の子。

そんな場面を見かけたら、どうするでしょうか。

親はどこにいるのかしら。

しばらく見ていても、戻ってきません。

もしかしたら、置いていかれたのかも。

胸に不安がよぎります。

そして、しばらく時間が経って、母親が現れたとしたら。

ホッとすると同時に、なぜあんなに幼い女の子を一人にするのかしら。

もしかしたら、、、虐待?

でも、違ったらどうしよう。

いろんな思いが胸を駆け巡ると思います。

そして、そんな場面を目にするのは、大人だけとは限りません。

高校生になったばかりの子たちが、置き去りにされている女の子を目撃します。

どうすればいいかわかりませんが、何かをしないといけないことだけは感じます。

大人のような分別はないし、力もない高校生だからこそ、一途に行動します。

そんな物語に、心をうたれます。

大人でも十分に読み応えがある物語です。

是非、お手にとってみてください。

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