『なないろランドのたからもの』 井上林子(作) 山西ゲンイチ(絵)

読書感想文向け

《小学校低学年・中学年向け》 【私の評価】★★★★★(95点)

保育士のお仕事のお話です。

この本を選んだきっかけは、娘に「将来は何になりたいの?」と聞いたところ、「ほいくしの先生」と返ってきたことがあったからです。

保育士のお仕事を少しでも娘に感じてもらえればと思い、読み聞かせをしました。

小学校の隣にある「にじいろ保育園」に通っていた、小学生のななちゃんが、放課後クラブで保育園の子供たちと一緒に過ごすところから、物語はスタートします。

保育園に通っていた時に大好きだったまな先生に会えることも楽しみでしたが、保育園には一人だけ、誰とも遊ぼうとせずににらんでくる小さな女の子(ににちゃん)がいました。

ににちゃんをめぐり、小学生、保育園のみんなとのかかわりあいが始まります。

どうやったら、ににちゃんと仲良くできるのか。

小学生たちが実行したその方法は、読んでいてとても楽しいものでした。

幼い子供との関わり方の本質を、子供にわかりやすく伝えている、いい本だと思います。

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